国指定 史跡
おがたみやさこにしせきぶつ
緒方宮迫西石仏
豊後大野市緒方町久土知
国指定 史跡
おがたみやさこにしせきぶつ
緒方宮迫西石仏
豊後大野市緒方町久土知
緒方川沿いの丘の岩壁にある穴に、3躯の仏が彫られています。
高さは1.45mほどで、赤色・黄色・群青色の塗料が塗られています。
緒方宮迫東石仏と同じく、鎌倉時代につくられたと考えられていますが、作風が違うため別の人が彫ったようです。
もっとくわしく
緒方川沿岸の丘の斜面にある仏龕【ぶつがん】には、左から薬師如来【やくしにょらい】、釈迦如来【しゃかにょらい】、阿弥陀如来【あみだにょらい】とされる3躯の坐像【ざぞう】が彫られています。
いずれも像高は1.45m余りで、頭髪に群青色、体に黄色、衣に朱色が着色されています。大きな螺髪、面長の顔、力強く結んだ口、肩が張って量感のある体など、古様を表していますが、彫り口は簡略的な部分があり、鎌倉時代につくられたものと思われます。
同じく国史跡の指定を受けている「緒方宮迫東石仏」とは作風が違うため、それぞれ別の仏師【ぶっし】の作と考えられています。
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指定年月日 1934/1/22 -
管理団体 豊後大野市