国選定等 重要文化的景観
おがたがわとおがたぼんちののうそんけいかん
緒方川と緒方盆地の農村景観
豊後大野市緒方町軸丸ほか
国選定等 重要文化的景観
おがたがわとおがたぼんちののうそんけいかん
緒方川と緒方盆地の農村景観
豊後大野市緒方町軸丸ほか
豊後大野市の緒方地域では、平地が少ないものの、古くから開発が行われ、稲作地帯として発展してきました。阿蘇火山の溶結凝灰岩【ようけつぎょうかいがん】を活かしながら時代ごとに開発をすすめ、文化をはぐくんでいった歴史を伝える景観です。
もっとくわしく
豊後大野市の緒方盆地は、阿蘇火山由来の溶結凝灰岩【ようけつぎょうかいがん】が覆う丘陵地帯にあります。古くは涌水による迫田【さこだ】が開かれ、平安末期には緒方氏により水路が開削されたとされます。近世には岡藩により水路が整備され、岡藩の主要な稲作地帯となりました。近代には、富士緒井路や明正井路など長距離水路によって山間部に棚田がつくられました。溶結凝灰岩を生かしてつくられた水路網や石橋は、先人の努力を伝えています。
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指定年月日 令和5年3月20日