県指定 史跡
せんぼりいたび(どうぞのいたび・うめのきいたび)
線彫板碑(堂園板碑・梅の木板碑)
豊後高田市夷
県指定 史跡
せんぼりいたび(どうぞのいたび・うめのきいたび)
線彫板碑(堂園板碑・梅の木板碑)
豊後高田市夷
堂園板碑【どうぞのいたび】・梅の木板碑【うめのきいたび】の2カ所に分かれています。板碑とは板状の石に梵字【ぼんじ】を刻んだものです。ここでは、大きな二つの石に、線で71基の板碑を描いています。南北朝時代(室町時代)の頃に刻まれたと考えられます。
梵字(ぼんじ)
古代インドの言葉を表した文字です。
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梵字【ぼんじ】
梵字(ぼんじ)
古代インドの言葉を表した文字です。
もっとくわしく
堂園板碑【どうぞのいたび】・梅の木板碑【うめのきいたび】の2つに分かれ、合計で71基の板碑が線画で刻まれています。
堂園板碑は巨石に刻んでおり、墨書【ぼくしょ】の後がわずかに残っています。巨石の上部には月輪【がちりん】内に梵字【ぼんじ】を彫っています。巨石の割れ目の奥に人骨の破片があったと言われ、この巨石と隣に熊野権現【くまのごんげん】をまつっていることから、中世の山中他界思想(山が亡くなった祖先の住処とする考え)を窺わせます。
梅の木板碑は、地蔵堂と呼ばれる磨崖地蔵像【まがいじぞうぞう】の左右岩壁に板碑が刻まれています。南北朝時代か室町時代初期に刻まれたと考えられます。
梵字(ぼんじ)
古代インドの言葉を表した文字です。
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指定年月日 1953/4/20 -
記号番号 指定第13号