県指定 有形文化財
おいまつてんまんしゃかけぼとけ
老松天満社懸仏
日田市前津江町大野8321
県指定 有形文化財
おいまつてんまんしゃかけぼとけ
老松天満社懸仏
日田市前津江町大野8321
日田市の老松天満社に伝わる、207面の懸仏です。神仏習合【しんぶつしゅうごう】の考え方を基に、神の本当の姿である仏を銅板にとりつけて、まつられていたものです。
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
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神仏習合【しんぶつしゅうごう】
神仏習合(しんぶつしゅうごう)
仏は日本の神が姿を変えた存在とする考え。「習」という漢字には、「かさなる・かさねる」の意味があります。
もっとくわしく
懸仏は、神仏習合の考え方にもとづいてつくられたもので、神の本当の姿、御正体【みしょうたい】である仏を銅板に貼りつけてまつられていました。老松天満社は日田市前津江町に所在する神社で、延久3年(1071)日田郡司大蔵太天永季の創立と伝えられています。ここに伝わる懸仏は、平安時代末から室町時代かけてつくられた207面で、九州地方の群集懸仏では最大のものといわれます。このうち2面は平安後期の古い遺例として重要なものです。十一面観音や、薬師・不動明王の仏像がとりつけられています。
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指定年月日 昭和49年3月19日 -
記号番号 工第43号 -
種別 工芸品