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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

室町時代

エリア

臼杵市

県指定 有形文化財

しばおいたび

芝尾板碑

臼杵市野津町大字老松

県指定 有形文化財

しばおいたび

芝尾板碑

臼杵市野津町大字老松

石を板のように薄く長く加工したものを「板碑」とよびます。てっぺんを三角形にし、上の方に横線を刻んだものもあります。この板碑は、三角形の自然石の形を活かした板碑です。表面には大きく種子【しゅじ】が彫られています。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

用語解説

  • 種子【しゅじ】

    種子(しゅじ)

    仏を梵字1文字で表現したものです。

  • 銘文【めいぶん】

    銘文(めいぶん)

    石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

もっとくわしく

若山地区を通り臼杵に向かう旧道の右側の小高い丘の上に立っています。この板碑は、地元では大蛇の頭と言い伝えられています。総高は1.25mで、頭頂部を山形になす三角形の自然石板碑です。上部に横線を彫り額部を造り出しています。碑面いっぱいに大きく阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩の種子【しゅじ】が力強く彫られています。観音菩薩と勢至菩薩の種子の間に「康□二年 □□」と銘文【めいぶん】があり、種子の彫法などから康永2年(1343)と推定されます。

種子(しゅじ)

仏を梵字1文字で表現したものです。

銘文(めいぶん)

石塔や仏像の内部、工芸品などに記された、年号や制作者の名前、その文化財をつくる理由や願いを記した文章(願文【がんもん】)などをいいます。

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和51年3月30日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第124号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    個人