ぞうこつき
蔵骨器
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
ぞうこつき
蔵骨器
宇佐市大字高森字京塚 大分県立歴史博物館
古代の宇佐に建立【こんりゅう】された虚空蔵寺【こくぞうじ】という寺の跡地で、2基の蔵骨器【ぞうこつき】が見つかりました。
どちらも蓋付きの須恵器【すえき】の壺で、亡くなった人の遺骨を納めていたようです。
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
須恵器(すえき)
形を整えるのに轆轤【ろくろ】を使い、登窯【のぼりがま】によって灰色もしくは灰黒色に焼き上げた焼き物です。朝鮮半島から技術を取り入れて、古墳時代から日本で作られるようになりました。器種には、坏や壺、甕【かめ】など様々なものがあり、日用の食器、貯蔵容器や古墳の副葬品などに用いられました
-
蔵骨器【ぞうこつき】
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
-
須恵器【すえき】
須恵器(すえき)
形を整えるのに轆轤【ろくろ】を使い、登窯【のぼりがま】によって灰色もしくは灰黒色に焼き上げた焼き物です。朝鮮半島から技術を取り入れて、古墳時代から日本で作られるようになりました。器種には、坏や壺、甕【かめ】など様々なものがあり、日用の食器、貯蔵容器や古墳の副葬品などに用いられました
-
擬宝珠【ぎぼし】
擬宝珠(ぎぼし)
寺社の勾欄【こうらん】(手すりのようなもの)の柱の頭部につける装飾金具です。
もっとくわしく
虚空蔵寺は、法隆寺式伽藍配置【ほうりゅうじしきがらんはいち】をもつお寺でした。虚空蔵寺跡の西側丘陵上から、2基の蔵骨器【ぞうこつき】が出土しました。
どちらの須恵器も有蓋壺【ゆうがいこ】で、一回り大きい方は金銅製品を模したつくりをしており、四周を4枚の石で囲まれた状態で見つかりました。
小さい方は、大きい方と同じようなつくりをしているものの、擬宝珠【ぎぼし】が平たく、多くの石の中から出土しました。いずれも、奈良時代に作られたものです。
蔵骨器(ぞうこつき)
遺骨や火葬された遺灰を納めるための容器です。
擬宝珠(ぎぼし)
寺社の勾欄【こうらん】(手すりのようなもの)の柱の頭部につける装飾金具です。
-
指定年月日 1971/3/23 -
記号番号 考第8号 -
種別 考古資料 -
所有者 個人