県指定 有形文化財
せいほうじあとほうとう
西法寺跡宝塔
竹田市久住町白丹
県指定 有形文化財
せいほうじあとほうとう
西法寺跡宝塔
竹田市久住町白丹
宝塔とは、円柱に屋根をのせたデザインで、屋根の上には仏教の塔のジンボルである相輪【そうりん】がたちます。木や金属、石など、さまざまな素材でつくられました。この宝塔は、西法寺跡の水田の南側に立っている高さが2.7mほどの大きな宝塔です。大分県全域に分布する虎御前に関する伝承を持つ石塔のひとつです。
もっとくわしく
基礎・塔身・笠・相輪から構成されています。笠は軒口を二重にし露盤は大きいものです。相輪上部の宝珠は四方を火炎で囲んでいます。銘文などは確認されませんが、南北朝時代に造られたと考えられます。南北朝時代の白丹地区は、南北朝勢力の交錯した地域で、同末期には志賀氏の南山城が築かれています。
-
指定年月日 昭和55年4月8日 -
記号番号 建第153号 -
種別 建造物 -
所有者 個人