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指定区分していくぶん

県指定/有形文化財/建造物

時代じだい

元亀元年(1570)・室町時代

エリア

日田市

県指定 有形文化財

にしきじやかさとうば

西雉谷笠塔婆

日田市上津江町上野田

県指定 有形文化財

にしきじやかさとうば

西雉谷笠塔婆

日田市上津江町上野田

笠塔婆【かさとうば】とよばれる角柱状や板状の石柱に屋根(笠)や宝珠をのせた石造りの塔です。生前にあらかじめ自分の死後の冥福を祈るためなどに建てられました。彫られた文字から室町時代(元亀元年(1570))に作られたとされます。

もっとくわしく

笠塔婆【かさとうば】は、供養塔などとして使われる仏塔の一種で、角柱状や板状の石柱に屋根(笠)や宝珠をのせたものです。この笠塔婆は、「寺屋敷」と呼ばれる畑付近の林の中にあり、地元では古来「塔坊主」と呼ばれていたといいます。総高は1.52mで、石柱正面には阿弥陀三尊の種子が彫られています。その下に銘文があり、その内容からは生前供養(逆修)と追善供養の目的で、室町時代の元亀元年(1570)につくられたものと考えられています。
○銘文:写真の右 帰真 三十三忌
    中央   逆修 侍位
    写真の左 帰真宗仙道信禅□門●位 □□元年庚牛十月吉日敬白
     ※●は上半にヨ(中央の横棒の右はつきぬける)、下半に火と書く漢字で、読み方はれい・りょう・たましい
     ※□は文字不明

  • 指定年月日していねんがっぴ
    昭和60年3月29日
  • 記号番号きごうばんごう
    建第180号
  • 種別しゅべつ
    建造物
  • 所有者しょゆうしゃ
    日田市
  • つけたり
    石造塔婆(一基)