県指定 有形文化財
ぶんごのくにしょけんちちょう
豊後国諸検地帳
大分市王子西町14-1 大分県立先哲史料館
県指定 有形文化財
ぶんごのくにしょけんちちょう
豊後国諸検地帳
大分市王子西町14-1 大分県立先哲史料館
豊臣秀吉がおこなった「太閤検地」【たいこうけんち】。この時に作成された検地帳の写【うつし】と江戸時代はじめの検地帳がつたわります。最初の写真2枚は、臼杵の「惣町屋鋪」【そうまちやしき】の検地帳です。当時の臼杵城下の町の様子を知ることができ、貴重です。
もっとくわしく
全部で82冊あります。臼杵藩の領地に関わるものが多く、大部分は臼杵藩主の稲葉氏【いなばし】が所蔵していたものとみられます。
文禄2年(1593)、豊後国は豊臣秀吉の直轄地【ちょっかつち】となりました。この時の検地と慶長2年(1597)の検地で作成された検地帳が76冊残り、他は元和元年(1615)の検地帳などです。文禄2年の検地帳は、大分・海部・大野・直入郡を担当した山口玄蕃頭宗永【やまぐちげんばのかみむねなが】の名前から、「玄蕃帳」とよばれます。また、慶長2年の検地帳は臼杵城主となった太田飛騨守一吉【おおたひだのかみかずよし】の名前から、「飛騨帳」とよばれます。
なお、写真の3枚目と4枚目は、臼杵市野津の下藤キリシタン墓地(国指定史跡)がある下藤村の検地帳(飛騨帳)です。
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指定年月日 昭和57年3月30日 -
記号番号 書第27号 -
種別 古文書 -
所有者 大分県