県指定 史跡
のがどうけつ
野鹿洞穴
竹田市荻町南河内
県指定 史跡
のがどうけつ
野鹿洞穴
竹田市荻町南河内
この洞穴は、大野川流域で最も古いとされる縄文時代の洞窟遺跡です。発掘調査ではたくさんの遺物ともに、埋葬された人の骨が出土しています。
もっとくわしく
大野川の支流である藤渡川の左岸に開口する縄文時代の洞窟遺跡です。昭和48年に発掘調査が行われ、沢山の遺物と共に埋葬人骨が出土しています。遺物は第Ⅲ層の縄文前期の文化層から轟式土器と石鍬【せきぞく】・石匕【いしさじ】・磨製石斧【ませいせきふ】のほか岩偶・珠状耳飾りさらに骨角器【こっかくき】が共に出土しています。さらに最下層の埋葬人骨は縄文早期後半のものと推定され、大野川流域最古に位置付けられています。出土遺物の内容等と併せて、東九州地方を代表する洞窟遺跡であると評価されています。
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指定年月日 昭和50年3月28日 -
記号番号 第63号 -
種別 史跡