県指定 有形文化財
どうきょう
銅鏡
豊後高田市草地
県指定 有形文化財
どうきょう
銅鏡
豊後高田市草地
豊後高田市から出土したと伝わる銅鏡です。中国で作られたと考えられます。鏡の背面には、神や神聖な獣のすがたが描かれています。
もっとくわしく
銅鏡は神人車馬龍虎画像鏡で、江戸時代末期に鑑堂(かがみどう)古墳から出土したと伝えられます。直径20mほどの円墳とされています。鏡は直径約20cmで、背面の文様は、鈕をめぐって珠文圏があり、内区は円座乳をもって4分され、その間に2神(東王父・西王母)、龍虎、馬車が描かれています。また銘帯には「劉氏作竟四夷服多賀国家人民胡虜殄滅天下復風雨時節五穀執長保二親得天カ大吉利分」と39字の銘文が陽刻されています。後漢中期の作と考えられていましたが、最新の研究を参照すると、三国時代まで下る可能性もあります。
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指定年月日 昭和28年4月20日 -
記号番号 工第2号 -
種別 工芸品