県指定 史跡
あおのどうもん
青の洞門
中津市本耶馬渓町樋田・曽木
県指定 史跡
あおのどうもん
青の洞門
中津市本耶馬渓町樋田・曽木
江戸時代に、僧の禅海が工事をはじめ、16年の歳月をかけてトンネルの道をつくりました。菊地寛の小説『恩讐の彼方に』のモデルとなり、青の洞門は、全国的に知られるようになりました。
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江戸時代の元禄2年(1689)に完成した荒瀬井堰【あらせいぜき】は、中津地域の水田耕作に恩恵をもたらしました。一方で、井堰がつくられた樋田地区では山国川の水位が上昇し、羅漢寺の参詣道に通行困難な場所ができました。このため、享保20年(1735)から、ずい道(トンネル)工事を始めたのが僧侶の褝海(1691〜1774)です。ずい道は宝暦13年(1763)に完成しました。この褝海をモデルにした菊地寛の小説『恩讐の彼方に』により、青の洞門は、全国的に知られるようになりました。
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指定年月日 昭和17年8月10日